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2012年度 第4回 番組審議会 議事録

I.開催概要

1.日時場所:

2013年3月5日(火)15:30〜16:40
@キッズステーション本社 roomD

2.審議委員:

阿部敬悦(株式会社講談社フェーマススクールズ 代表取締役社長)
北風祐子(株式会社電通 電通総研 ママラボ所長)
斎藤汎司(株式会社トムス・エンタテインメント スーパーバイザー)
副島恒次(舞台・TV演出家:バウ・スプリット株式会社 スーパーバイザー)
高芝利仁(弁護士:高芝法律事務所)
田口成光(脚本家・放送作家)
宮下友美惠(学校法人静岡豊田学園 静岡豊田幼稚園 園長)

〔欠席〕菅谷 実(慶應義塾大学教授 政策・メディア研究科委員)

(五十音順)
計8名

3.事業者:

[経営]宮内康行(代表取締役社長)、北折尚志(取締役)
[編成]坂本直紀(編成部長)、坂本耕作(P)
[制作]押田聖弘(制作部長)、竹内誉人(制作部長代理)
[経営企画部] 飯野博之(経営企画部長)
[事務局(記録)] 石田千佳子(広報室長)、青木恒子(広報室)

計9名

II.議事内容

1.ご挨拶

代表取締役社長宮内より、以下近況報告を行った。
石巻でのライブを実施。余震や雨天の心配もあったが、おかげさまで事故なく無事に終えることができた。
準備に関わってくださった地元ボランティア、主催者の支援があったからこそ出来た取り組みであり、感謝している。

2.番組審議

審議対象番組:1)『絶園のテンペスト』
       2)『アニぱら音楽館EXTREME LIVE in 石巻』
司会進行:宮下委員長

出資参画アニメの『絶園のテンペスト』ならびに、10/20(土)に石巻市中瀬公園で行われた、街づくりまんぼう(石ノ森萬画館)主催、当社が協力という座組みで実施したオリジナル制作番組『アニぱら音楽館』の石巻でのライブについて、事業者側より企画・詳細説明を行い、審議を行った。
(配布した資料に沿って説明)

1)『絶園のテンペスト』
(企画・番組説明) 坂本耕作 プロデューサー

今回審議いただく『絶園のテンペスト』は、「月刊少年ガンガン」で2009年より連載しており、単行本は8巻まで刊行。累計160万部を超えている。
TVシリーズは2クール全26話で、10月からMBS・TBSの1週遅れにて放送を開始した。
対象は、10代後半から、20代の女性。原作の男女比は4対6で、女性ファンのほうが多い。
アニメーション制作はクオリティの高さで定評のあるボンズ。作品ジャンルは、現代を舞台にしたファンタジーで、神奈川県藤沢市とその周辺をモデルに、復讐と魔法が織りなす、前代未聞の戦いを描いている。
原作の城平京さんは、ミステリー作家で、後半部分ではこのミステリーの要素も強くなってくる予定。

<審議委員意見ならびに事業者側回答>

  • 地上波での放送と同じく深夜帯に編成されており、かつ1週間遅れの放送だが、視聴率には影響はないのか。

    当社では金曜日の24時に放送している。激戦の枠であるのは事実だが、地上波で放送した時間帯を避けるという策を講じながら、今のところ同時間帯の視聴率を上回る結果を出している。

  • 製作委員会の中での役割について、キッズステーションは、衛星放送権を取得する立場という理解で良いか。

    CS衛星放送権を持つという理解で間違いない。

  • 視聴者に女性が多いということだが、どういう点が女性に受け入れられているのか。

    主役が男性であること。また、タイプの違う(優等生タイプ/敵キャラなど)男性声優が多い点があげられる。
    近年は、週刊少年ジャンプも男性ではなく、女性の読者が非常に増えている。そういった意味では、この『絶園のテンペスト』も、週刊少年ジャンプの女性読者と近しいかもしれない。

  • 劇中の音楽がとても良い。クラシックのようなものが流れていたが、オリジナルか?

    楽曲は、作曲家の大島ミチルさんのオリジナル。機械やパソコンで作るいわゆる打ち込みではなく、生演奏の収録である。

  • ハイティーンの女性を視聴者とし取込みたいから放送したのか、すでにいる視聴者にハイティーンの女性が多いから、放送をしたのかどちらか、狙いは?

    女性のファンを増やしたいと思っていている。前回審議をして頂いた『緋色の欠片』も女性向け作品として打ち出したが、視聴習慣を継続していただくためにも、 続けて女性向け作品を放送していく方針。

  • 男性アニメファンはイメージできるが、ハイティーンの女の子でこういう作品を見るのはいわゆる"腐女子"とカテゴリーされる人なのか。

    定義は難しいが、コア層ではなく、ライト層という認識。アニメ自体に特段興味がある訳ではないが、面白いから続けて見てくださる層。新作を放送することによって、新しい世代に繋げていきたいという希望。

  • 海の絵がとても美しくきれいだった。

    ありがとうございます。場面に応じて色を変えている。制作者のこだわりであり、細やかな仕事をしている。

    (以下、当社質問に対する委員の意見を伺った。)
    暴力シーンの描写、およびその線引きについて、私自信は本読みの段階から携わり、許容範囲と判断したが、実際映像をご覧になって嫌悪感を持たれた場面はあったか。向学のためにも、皆様のご意見を伺いたい。(プロデューサー:坂本耕作)

  • 冒頭、女の子が樽に入って流れ着いてくるが、昨今のいろいろな事件を連想させ、そこまでやらなくてはいけないのかと思った。でも、出できた女の子が強く、最初の不快な感情は薄らいだ。これが、弱々しく、げっそりと痩せているようだったら、嫌悪感を抱いていたと思う。

  • 子どもに銃を向けるという表現は、魔法の凄さを見せるためにという理由は分かるが唐突感があった。

  • 自動販売機を蹴飛ばすのも、カツアゲも、ファンタジーな演出の中で、やけにリアルに映った。 日常がリアルに描写されているところも良さだと思うが、正面から描きすぎると、自販機の描写で言えば、蹴飛ばせばお金を出さずに出てくるのかと思われることもある。このあたり制作者側と受け手(世間)の倫理観のズレは、問題が起こった時に問われるところなので、そのあたりは気を付けるべき点だと思う。

    自動販売機のくだりで言うと、4話ではお金を入れて買うシーンがあり、1話はそのネタふり。不良少年に絡まれてカツアゲされるところは、どういう属性で、どういう高校生活を送っているのかの描写でキャラクター設定をはっきりさせるため入れているが、あの描写で良いのかは、議論が分かれるところだと思う。

  • 人を殺すというのは、誰でもマズイ事と思うが、日常のささいな部分で、反社会的なことを行っているシーンを毎度見せられるほうが危険かと思う。

  • 同じ作品でも、残酷な描写や暴力シーンなど、小説だとフィクション度が高く感じるが、アニメーションだと、フィクション度が弱まり、曖昧になるような気がする。原作がある作品については、アニメ化した際の視聴者に与える影響をよく考えたほうが良い。

  • 文章だと、読み手の経験が土台になる。アニメの場合だと、受動的要素が強くなるので、訴えてくるものが文書の場合とまた違う気がする。細心の注意が必要だと思う。

    ありがとうございます。リアリティのある演出は、実社会とリンクするので、より一層、注意をしていかなければならないと、あらためて思った。

2)『アニぱら音楽館EXTREME LIVE in 石巻』
(企画・番組説明) 竹内誉人(プロデューサー)

『アニぱら音楽館EXTREME LIVE in 石巻』は、石ノ森萬画館の再開を記念して、2012年10月20日(土)に宮城県石巻市で行われた番組初の公開収録ライブ。

今回の震災で残った町のシンボル石ノ森萬画館は、石巻市唯一の観光資源でもあり、震災後一刻も早く復活してほしいというのが、地元の子どもたちの願いでもあった。
石ノ森章太郎がいなかったら、当社含め、アニメビジネスは成り立っていなかったと思っており、この功績に敬意を示したいと、そして少しでも地元に喜んでいただける企画ができないかとの思いから、私の担当しているこの「アニぱら音楽館」であれば、公開録画も行った経験もあるので、石ノ森萬画館でのライブができるのではないかと考えた。単に人を集めるためのイベントではなく、そこをフックに、現地にお金を落としてもらうという構図にしたいと考えた。
石巻市から500人、県外から1,000人という枠を作り、無料で招待をした。万が一地震が起きた際、20分以内で避難場所に収容できる人数が2,000人ということがあったため、この人数になった。

雨天になれば当然中止、中継、音響車は宮城県内では余震があった際の対応があるため、借りることができず、東京から持っていくなど、条件、運営面ではかなり厳しい中での実施となった。自分で言うのも何だか、機材をはじめ運営のほうに予算がかかり、いつも放送するライブの作りより雑になった感がある。しかしそれを差し引いても、石ノ森萬画館再開(再開は11月17日でライブ後)を記念するライブができたことは良かったと思っている。

  • 実施までの苦労があまり画面から伝わってこなかったのが残念。アニメソングは、アニメーションを見ながら聞くことで感情移入とか高揚感を得られると思うが、アニメソングだけを同じ調子で聞かされると、会場に行った人は別かもしないが単調な印象をうけた。萬画館の中がどのようになって再開されかなど、様子が分かればまだ良かったが、石ノ森章太郎氏に対する思い入れが伝わらなかったのが残念。

    萬画館自体の再開は、工事等の遅れもあってこのライブ後の11月17日を予定しており、ライブ当日はまだ工事中だった。このライブ会場は、地元を中心とするボランティアの方たちが1カ月かけて整えてくださったこともあり、本当はライブ実施までのこういった活動をカメラに収めたかったが、予算の関係もあり実行できなかったことは私自身も残念に思っている。

  • 企画意図がテロップで流れるだけでも、作り手側のメッセージがもっと伝わったと思う。先人に対する敬意が一番伝わったのは、水木さんのメッセージだった。

    水木さん以外の出演者の方からも、感動的なメッセージがたくさんあったが、編集で生かしきれず、会場のライブ感が伝わりにくかったかもしれない。

  • お客さん見ていると、盛り上がっているのが良く分かった。『アニぱら音楽館』自体が、アニメファンのための番組なので、今回は石巻で行うことに意味があると感じた。全体を通して涙、涙にならないのは、石巻も日常に戻りつつあるという意味で捉えていた。逆にひたすらアニメソングを聞いて、盛り上がる姿には感心した。

  • 当日の様子を伝える記事では、家族一緒や、子どもの姿、開始前の長蛇の列などが紹介されていて、こういう場面もあったのかと分かった。映像でもこういった来場者のカットがあると奥行きが出ると思う。

  • ライブ中は余震はなかったのか。

    この時はなかったが、翌週の木曜日に震度5が起きた。1週間早かったら中止になっていたかもしれない。

  • 苦労したことは財産になる訳だし、悪しき条件ではあったが、この悔しさをバネに、中継にもチャレンジしてほしい。
  • 最近これほど生バンドの入っているステージは見たことない。それはすごく良かった。

    このライブの開催は、主催の街づくりまんぼうと、ボランティアの方たちの力によるところが大きかった。我々は彼らの努力の上に乗っかっただけ。本当に感謝以外の何ものでもない。
    一番悔しいのはカメラの台数。寄りの画が撮れなかったことは反省。これをバネに、番組づくりに邁進していきたい。

3.報告事項

以下2件について報告を行った。

  1. 機構改組について (取締役:北折尚志)
    1月4日付で、組織変更ならびに人事異動を行った。
  2. 2014年度の編成方針について(編成部長:坂本直紀)
    以下、二つを軸に編成、調達を行っていく。
    ・新期加入獲得に貢献できる番組に調達 ⇒ 大きく露出できる目玉番組の獲得
    ・解約防止の貢献できる効果的な編成 ⇒ 継続視聴促進〜視聴率・接触率の向上

−以上をもって本日の番組審議会の議事全てを終了した。

以 上