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PIANO
 
   
― 今は“ピアノがあるから私なんだ”って、素直にいえる ―
  この「PIANO」という作品との関わりはラジオドラマからなので、1年近くも「野村美雨」を演じたことになります。ラジオドラマ以外にも、「ヴォイスダイアリー」という形で美雨ちゃんの日記を朗読したりと、こんなに長く、深く一人の役に関われたことは、これまでにない新鮮な経験でした。私と美雨ちゃんの共通点は意外とねばり強いところ。でも、私はどちらかというとにぎやかなので、おとなしめな美雨ちゃんとは、その点が違いますね。
私も小さい頃からピアノを習っていて、演奏することは楽しかったですね。ただ、偶然にも美雨ちゃんと同じ中学2年生の頃、ピアノをこのまま続けることに対して疑問を持ち始めて……。結局、14歳の私の決断は「続ける」ということでした。周囲の説得に、「なるほど」と思えたし、そのときにはまだやりたいことが漠然としか見えてなかったので。
20歳頃まで習っていて、芝居をやりたいという気持ちも見えてきましたが、結局、ピアノは、私の中でとても大きな存在だったんだってことがよくわかりました。ひとことでは言い表せませんが、自分にとって大切なものです。好きな曲、心に残っている曲は、ショパンの「幻想即興曲」ですね。とても好きな曲だったので、めずらしく一生懸命練習したことを覚えています。小さい頃はただ漠然と“私はピアノをやらなきゃいけない”って思っていたのが、今では“ピアノがあるから私なんだ”って素直にいえます。
― 美雨ちゃんを初めて見たとき、すごくかわいいと思った ―
  藤島康介先生に最初にお会いしたのは『ああっ女神さまっ』劇場版の時でした。最初は怖そうな方かなと思ったんですけれど、ゲームの話ですごく盛り上がったことを覚えています。多趣味で話題が尽きない、素敵な方です。はじめて「美雨ちゃんはこういう女の子です」ってデザインを見せていただいた時、すごくかわいいなと思って、それまで以上にさらに愛情が湧きました。
― 私が中学生の 頃は、
  美雨ちゃんほど悩んでいなかった気がする ―
  私が中学2年生の頃というのは、今、思い出しても多感(たかん)な時期でした。受験、友情、将来…、いろいろな選択を迫られる時期です。美雨ちゃんと比べると、私はあそこまで悩んでいなかったなと思うけれど。
「PIANO」は、美雨ちゃんがどう成長していくか、という部分がすごく丁寧に描かれていて、心に何かが残る作品だと思うんですよ。皆さんも一緒に美雨ちゃんのことを見守ってください。


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