第4話 ダメだ! うっかりつけっぱなし!

こんなお話でした

鈴木家の朝。洗面所の明かりをつけっぱなしにして出ていく賢一郎パパ。子ども部屋の明かりをつけっぱなしにして出ていくりゅうすけくん。リビングのカーテンをしめたまま「暗いなあ、電気つけてー」というパパに「はーい」と答えて照明のスイッチを入れる洋子ママ。。
現れたエコクラッシャーたち。「各部屋の電気をつけっぱなしにするなんて最高ッス!」「カーテンを閉めたまま明かりをつけるなんてステキ!」。

すぐにエコガインダーがやって来る! もう鈴木家に住み込んだ方がいいんじゃないだろうか?
照明のスイッチを切ると、カーテンをサーッと開け、朝の光を背にポーズを決める。「必要のない電気はこまめに消そう!」「カーテンを閉めたまま電気をつけるなんてもったいない!」。
「はい! ちょっと意識するだけで、できることですものね!」と、飲み込みの早い洋子ママであった。

このお話のポイント

ついつい明かりを消し忘れることなんて、いくらでもあることじゃないの。忘れてしまうってことは、小さなことだからでしょ。昼間に明かりをつけっぱなしにしていてもあまり気にならないわ。ね? 大した問題じゃないのよ。
親子でお話をするときに役立つ、パパ・ママ用のセリフです!

家庭から二酸化炭素が出る、とは?

二酸化炭素は、うちのこんなところからも出ているんだよ

これは、「地球温暖化って?」のページでもご紹介したグラフ、家庭から出る二酸化炭素の内訳です。
これを見て「照明から?」「水道から?」「ごみから?」と思われた方に、もう一度ご説明しましょう。

石油やガス、ガソリンなどの化石燃料を燃やすと二酸化炭素が発生します。照明やテレビなどの家電製品を使っても、そこから直接二酸化炭素が発生するわけではありませんが、電気をつくるときに火力発電所で燃料を燃やしているので、電気の使用量に応じて二酸化炭素を出すことになります(原子力発電や水力発電は、発電する時には二酸化炭素を出しません)。
水道は、浄水場や下水場、水をポンプで送るときに電気が使われます。
ごみは、処理のために燃やした時だけでなく、それを運ぶ時に二酸化炭素が排出されます。

この中で、照明・家電製品によるものが、家庭からの二酸化炭素排出量の約3割を占めていることにお気づきになりましたか? え? 気づかなかった?
…、ぜひ、気づいてください。必要もないのに明かりをつけっぱなし、誰も見ていないのにテレビをつけっぱなし、こういった電気のムダ使いは、決して小さなことではないのです。

温暖化を防ぐ省エネ技術と「ラベリング制度」

電気をムダにしないよう、できることからはじめよう

生活の中で、電気をムダにしているところはないか気をつけて、もしあればそれをやめる。これは、今すぐにできることですね。
「地球温暖化対策」と言うととても大きなことに感じるかも知れませんが、こういった私たち一人ひとりにできる小さなことの積み重ねはとても大切です。

さらに今では、技術開発によって、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスをなるべく出さないようエネルギーを効率的に使う省エネルギー製品がたくさんつくられています。
家電製品では、蛍光灯器具、冷蔵庫、テレビ、エアコン、冷蔵庫など。
こういった省エネルギー製品が街や家庭などで広く使われるために「ラベリング制度」があります。

「ラベリング制度」は、製品にマークやラベルを表示して、その製品の省エネ性能をわかりやすく見分けられるようにしようというものです。
左の緑色のラベル、電気屋さんで見たことはないでしょうか?
2006年10月から、小売事業者は商品の省エネ性能を情報提供することが法律で定められました(省エネ法:小売事業者における表示制度)。
エアコン、テレビ、電気冷蔵庫の3機器を対象に、この「統一省エネラベル」が貼られるようになりました。

このラベルを見ると、その製品が省エネ基準を達成しているかどうかや、年間の電気料金の目安などさまざまな情報がわかりますから、製品を選ぶ上での参考になりますね。

家電製品に省エネ製品を使うことは、消費電力を抑え、二酸化炭素の排出を抑え、さらにお財布にも優しいのです。こういった製品を選びやすくするために国が進めているのがラベリング制度です。