パパとママのための環境超人エコガインダー 地球の未来、親子でいっしょに考えよう!
私たちの住む美しい星「地球」が、今大変なピンチに直面しています! 地球温暖化をはじめ、さまざまな環境破壊が進んでいるのです! でも、私たち一人ひとりのちょっとした心がけと行動で、地球の環境と未来は守ることができるのです。
第3話 冷蔵庫に気をつけろ!
こんなお話でした
日曜日、鈴木家のお昼どき。洋子ママは食事のしたく、賢一郎パパはビール、うららちゃんはジュース、と、何度も何度も冷蔵庫を開けたり閉めたり…。りゅうすけくんは、なんと冷蔵庫の扉をパタパタさせて「こうすると、すずしいねー」だって。
はいっ! またまた出ましたエコクラッシャーたち。「いいぞ! 冷蔵庫はなるべく開け閉めを多くするのだ! できれば開けっぱなしが最高!」
エコガインダー登場! ポーズより先にまず冷蔵庫の扉を閉め、「電力のムダじゃないか!」と悪者を一喝。
手早く悪者どもをやっつけると、冷蔵庫の前に戻り「冷蔵庫の食材の出し入れはできるだけ手早く行おう!」。
「ちなみに、冷蔵庫の中の詰め込みすぎや、霜がつくのに気をつけるだけでも消費電力は違うのだ」と、ワンポイントアドバイスなんかも残して去っていくのであった。
このお話のポイント
同じように、冷蔵庫を開けっぱなしにしておいても、中のお肉や野菜がどこかに逃げていくわけじゃないわよね。何も困ることないじゃないの。
冷蔵庫の中の「冷たさ」もエネルギー

冷蔵庫は、冷房時のエアコンと同じことをしています。
電気を使い、庫内の熱い熱を庫外に追い出すことで中を冷やしているのです。だから、冷蔵庫内の「冷たさ」は、電気を使って得られた別の形のエネルギーと言えますね。
冷蔵庫の扉を開けっぱなしにして中の冷たさを逃がすということは(外の熱さを入れるということは)、わざわざ電気代を使ってたくわえたエネルギーを空中に投げ捨ててしまうようなものなのです。
エネルギーが節約できるんだ
冷蔵庫は無駄な開閉をしないようにしましょう。また、開けている時間を短くするようにしましょう。
冷蔵庫が使う電気や、電気を作るために出る二酸化炭素などを計算していくと、冷蔵庫の使い方によって私たちが減らせる二酸化炭素の量もはじきだせます。
年間で電気10.40kWhの省エネになります(※)。
これによる二酸化炭素削減量は4.3kgになります。
※JIS開閉試験(冷蔵庫は12分毎に25回、冷凍庫は40分毎に8回開閉、解放時間はいずれも10秒)の開閉を行った場合と、その2倍の回数を行った場合の比較です。
年間で電気6.10kWhの省エネになります。
これによる二酸化炭素削減量は2.5kgになります。
※開けている時間が20秒間の場合と、10秒間の場合との比較です。
冷蔵庫を上手に使うコツ

「冷たさ」のエネルギーを逃がさないようにすることも大事ですが、冷蔵庫がものを冷やす効率をあげることも大事です。冷蔵庫が働きやすいようにしてあげるのです。
まず、冷蔵庫の中にものを詰め込みすぎないようにする。
多くのものを冷やそうとすればそれだけエネルギーが必要になるし、冷気の流れが悪くなって余分な電気を消費します。
奥の壁が見えている程度が理想的です。ずっと前に食べ残した食品や、常温で保存できるものなどが入っていないかチェックして、冷蔵庫の中を整理しましょう。
ものを詰め込みすぎないようにすれば…
年間で電気43.84kWhの省エネになります。
これによる二酸化炭素削減量は18.0kgになります。
※詰め込んだ場合と、半分にした場合の比較です。
また、冷蔵庫は壁から適切に離して設置しましょう。
冷蔵庫のまわりにほとんど隙間がない状態で設置すると、庫外へ熱を出す効率が落ちて電気の無駄になります。一般的に、冷蔵庫の周囲には少なくとも左右5mm~2cm、上部5~30cmの隙間が必要です。(放熱のためのスペースは冷蔵庫によって異なりますので、取扱説明書で確認しましょう)
壁から適切な間隔をとって設置すれば…
年間で電気45.08kWhの省エネになります。
これによる二酸化炭素削減量は18.5kgになります。
※上と両側が壁に接している場合と、上と片側が壁に接している場合の比較です。
- 熱いものはさましてから入れる。
- 霜ができていたらとる。
- 扉にものをはさんで隙間ができたりしないように気をつける。
- 傷んだパッキングは取り替える。
- 年に一度は冷蔵庫の背面もおそうじする。
など、省エネルギーにつながるポイントがいろいろとあります。
他の家電製品と違って、24時間、365日、休みなく働いている冷蔵庫ですから、ちょっとした心づかいでもずいぶんと省エネ効果が違ってくるのです。