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#1
ボノロン登場(とうじょう)
えだのさきにひっかかっているふうせん。おとこのこは、てをのばして、なんとかそれをとろうとするのですが、とどきません。そこでちかくにあった、きのえだをボキッとおって、それでとろうとしました。ところが、きゅうに、おおあめがふってきて……。
#2
勇気(ゆうき)の水(みず)
よわむしのおとこのこ・ポプラは、びょうきのおかあさんのために、どんなびょうにんもなおせるという“ひかるはっぱ”をとろうと、おおきなきにのぼろうとします。やっぱりダメだとおもったポプラでしたが、ボノロンから、のむとゆうきがわくという“勇気(ゆうき)の水(みず)”をもらい……
#3
約束(やくそく)の桜(さくら)
「このサクラがさいたら、かならずかえってくる」
ユンは、おとうさんとのそのやくそくをしんじて、まいにちまいにち、サクラにみずやひりょうをやり、たいせつにせわをしました。
それから、5ねん。サクラのはなはさいたのに、ユンのおとうさんはかえってきません。
「なんでなんだよ!」
ユンのなみだがサクラのねっこにおちると……。
#4
巨人(きょじん)の靴(くつ)
ルカははたらきもののくつやのおじいさんとふたりぐらし。
でも、ルカはいつもとちゅうであきてしまって、一足(いっそく)もちゃんとさいごまでくつをつくったことがありませんでした。
「ワシがしんだらあのこはひとりになってしまう。でも、あんなにあきっぽかったら、とてもくつはつくれない」
ルカをしんぱいして、おじいさんのめから、なみだがこぼれました。すると……。
#5
命(いのち)の種(たね)
マカは、おとうさん、おかあさんといっしょに、たかいたかいやまにすんでいました。そこは、あめがほとんどふらず、いろいろなたねをうえてもすぐにかれてしまいます。
つかれきって、おちこんでいる、おとうさん、おかあさんをみて、マカもかなしくなりました。
「かみさま、ここではほんとうになにもみのらないのでしょうか」
マカのめからなみだがこぼれおちました。すると……。
#6
失(な)くした宝物(たからもの)
あるところに、とってもなかよしのトールとロキという、ふたりのおとこのこがいました。
あるひ、トールのたからものがなくなってしまい、トールは「おまえがとったんだろう」とロキをうたがいます。でも、はんにんはのらいぬでした。
トールがすなおにあやまることができず、ロキをさけているうちに、ロキはひっこしのため、とおくにいってしまい……。
#7
雪夜(ゆきよ)のオルゴール
あるくにのおおきなまちに、アンナとカノンという、なかのいい姉妹(しまい)がすんでいました。おねえさんのアンナは、じぶんがどれだけおなかがすいていても、ドーナツ1つぶんのおかねをカノンにわたしていました。カノンは、そのおかねを、アンナがほしいとおもっている、でも、かえないとあきらめているオルゴールをかうためにためていました。ところが……。
#8
12日目の奇跡(きせき)
シバというおじいさんがいました。シバはほとんどだれともはなしをしないし、まごのセラにもえがおをみせたことがありませんでした。そんなあるひ、セラがびょうきになってしまいました。シバは、ほんとうはセラにやさしくしたいとおもっていたのに、どうしていいのかわからなかったのでした。「すまなかったな」。シバのめからなみだがながれ……。
#9
神様(かみさま)の足(あし)あと
イワンという、まずしいけれど、とってもはたらきもののわかものがいました。あるひ、イワンは、あしにおおけがをして、はたらけなくなってしまいました。ついに、イワンのいえにたべるものがなくなってしまったころから、いえのそとに、まいにち、たべものがとどけられるようになりました。おかげでイワンはすっかりげんきになりました。そして、そのふゆ、はじめてゆきがふったひのこと……。
#10
イバラの館(やかた)
おうさまは、ガイア、クロノス、マケナの3きょうだいをやとって、まいにち、トゲのあるイバラをきらせていました。イバラはそのままにしておくと、どんどんのびてしまうからです。あさはいちばんうえのおにいさん・ガイアが、ひるはにばんめのおにいさん・クロノスが、そして、よるは、いちばんしたのおとうと・マケナがチョキチョキ。あるひ、マケナは、「ひとばんくらいならいいだろう」と、そのままねてしまい……。
#11
時(とき)の年輪(ねんりん)
あるところに、ダニーというしょうねんが、おかあさんといっしょにくらしていました。ダニーは、からだがよわく、いつもびょうきがちでした。けれども、おかあさんは、そんなダニーにいつもきびしくしごとをてつだわせていました。ダニーは、おかあさんがじぶんのことをきらいだからしごとをさせるのだとおもい……。
#12
本当(ほんとう)の強(つよ)さ
みなみのしまに、おおきなからだのメガというおとこのこがいました。みんなといっしょにあそびたいのに、なかまにいれてもらえず、そのつもりはなかったのに、つい、らんぼうをしてしまうメガは、いつもひとりぼっちでした。「ひとりぼっちでもさびしくともなんともない」。そういいながら、メガのめから、なみだがこぼれおちました。すると……。
#13
消(き)える妖精(ようせい)
むかしむかし、あるところに、せかいいちうつくしいといわれるもりがありました。ところが、あるひ、とつぜん、にんげんたちがやってきて、きをきりたおし、じめんをほりかえしはじめました。あるよる、たきびのそばでねていたおとこは、ちいさななきごえにひきよせられるようにもりのおくにはいっていきました。おとこがそこでみたものは……。
#14
嫌(きら)われゴン
のらいぬのゴンは、まいばんまいばん、むらじゅうにひびきわたるおおきなこえでほえるので、むらびとたちにきらわれていました。いしをなげられたり、けられたり。それでも、ゴンがまいばん、ほえるのには、わけがありました。むらびとのだいじなひつじをまもるため、ひとりでどろぼうとたたかっていたのです。ところが……。
#15
宝石(ほうせき)の川(かわ)
かわがながれるおおきなまちに、ミオというしょうじょがすんでいました。あるひ、ミオは、おばあさんとさんぽにでかけました。あきかんやビニールがうかんでいるかわをみて、「むかしは、うつくしくて、カワセミという、きれいなとりがとんでいたのに…」。そういってなみだをうかべるおばあさんのうしろに、きいろいきょじんがたっていて……。
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